我聞13-2

16年前に、その霊現象が起こったEさん親子の話
(霊示より、P164~)

E氏夫妻は、高橋信次先生の存命中から、怪奇現象が絶え間なく起り悩んでいた。それは突然奥さんの体に現れ、肉体に激しい痛みを感じ、見るとその箇所がミミズ腫れになり、所々に血がにじんでいる。その現象はエスカレートする一方だった。 そればかりかご主人にも、両親と離れて東京にいる娘さんにも起ってきた。
霊能者で元女優の北条きく子さんに霊視してもらうと、なんでも数百年前の怨霊のたたりであるという。私は頼まれて彼らに会った。

E氏の家族はその頃、ギリシャの王候貴族として城に住んでいたが、当時ヨーロッパでは、あの悪名高い魔女狩り旋風が吹き荒れていた。
E氏の娘さんは霊的に優れた素質を持っているのだが、当時も霊能力を持っていたので、魔女の疑いを持たれ、娘を魔女裁判にかけよという脅迫にあっていた。
途方にくれた夫婦はとっさに下女を身代わりにしょうと考え、娘の衣服をつけさせて荒れ狂う村人に引渡し、自分たちは機を見て英国に逃げ延びクリスチャンとなって生涯を送った。

一方、下女は怨霊となって数百年も生き続けた。しかし、その数百年前の怨霊に対して打つ手はなかった。
13日の金曜日には、家の下駄箱のご主人の靴が、まるで刃物で切ったように切られ、マリア聖堂のミサに参加しょうとしても邪魔され、奥さんの頭の毛がモゾモゾと動きだし、生きた心地がしない。

私が霊視すると、その下女はなかなかの美人で、髪の毛を長く垂らし、面長の顔に唇が少し厚く、ちょうちん袖に長いスカートをはき、すらりとした長身である。

彼女は同じ疑いを持たれた女性たちとともに牢屋に入れられている。
拷問のためか衣服は破れて肌が見える。強い酒を飲んで酔いしれた牢番が女を物色して牢の中を覗き込んでいる。男は彼女に淫らな目をとめると、鍵を出して牢の扉をあけて彼女を引きずりだし、その場で獣のように襲いかかり、目的を達するとボロ切れのように襟首をつかんで牢に引き入れ、何くわぬ顔で立ち去っていく。

日ごとの拷問と陵辱に耐えかねた彼女が、ついに魔女であることを認めると、たちまち広場にひきだされて、杭に縛りつけられる。
腰のあたりまで薪を積み上げられ観衆の面前で火がつけられる。火勢は強まり、頭髪はジリジリと焼け、衣服に火がつき、ひときわ強い火が彼女の左目にあたり、皮膚を焼く。
私はこの光景をはっきりと霊視した。

やがてすべてが終わった後に、これがあの美しかった女性かと見違えるように無残な(手足が焼け落ちて、まるで豚の丸焼きのような)死体が転がっていた。左目は完全に消滅し、頭蓋骨のくぼみだけが目に映る。
なんと哀れな!身に覚えのない濡れ衣を主人に着せられ、惨殺された彼女の無念は察するにあまりある。主人の家族は難をのがれて英国に渡り余生を全うしたが、彼女の方は恨みをのんで怨霊と成り果てた。

そして、主人の家族が再びこの世に現れ、当時と同じ年齢になるまで、じっと鳴りをひそめていた。たまたまE氏の親戚の方がヨーロッパ旅行に行き、その城を見学した時、その人に憑依して日本にやって来たのである。
親戚の方がE氏を訪問した時点から、この異常怪奇現象は起こりだした。

私はE氏の依頼により浄霊のためにE氏宅を訪問したのだが、事情を知った後はE氏よりもその女性が哀れになり、彼女のためにこそ供養しょうと決意していた。

祭壇のロウソクに火を点じ、心を調和していくと、奥さんの頭の上にのった蛇が見える。怨霊はその強烈な怨念のために蛇と化していた。道理で奥さんの髪の毛がモゾモゾと動くはずだった。
私は奥さんの頭の上に手をかざし、今は蛇と化した哀れな下女と心と心の対話を試みる。

「よく私の言うことを聞きなさい。あなたの恨みは察するに余りある。私とても涙せざるを得ないが、その恨みのために数百年もの間、あなたは自らが発する怨念のとりことなり、我をも苦しめていることに気づきなさい」
私は手鏡で蛇と化した哀れな姿を見せてやった。

「よく見なさい。あなたのあの美しい姿はどこにありますか?これが怨念、執念と化した、あなたのあるがままの姿です。
あなたはイエス・キリストが『神から裁かれないために人を裁くな』『神から愛されるために人を愛しなさい』といわれた真の意味を知っていますか。

あなたが主人の犠牲にされ、裏切られて悲惨な運命をたどった事実を私は知っている。私が知っていると同時に、私の後ろにおられる方もよくご存知である。私の後ろにおられる方とは神であり、あなた方の親である。
あなたが自分の無実を知るならば神ご自身もご承知であり、あなたが神の真愛を受けて、望むなら、懐かしく、切なく、温かく、柔らかな神の心に包まれて、あなたの心の傷は癒される。

それなのに、あなたは神の愛を拒否して怨念、執念の権化と化し、受けた恨みを晴らそうとする。
その心が自分を深い地獄に落としていることを知りなさい。
あなたが彼らの裁きを神にゆだねるとき、神ご自身が彼らを裁くことを知りなさい。受けた恨みを自身で晴らすなら、喧嘩両成敗で、彼らは何の罪も受けないことを知りなさい。自身も彼らと同じ罪を犯すことを知りなさい。

同時に、犯した罪は再び運命の中で、償わされることを知りなさい。運命の中で償うとは、再び同じ運命が次の世に、巡り巡り来ることを知りなさい」
私は心をこめて彼女と対話した。

次いで神に祈った。
「神よ。この者の罪をお許しください。その大いなる御心によって彼女を包み、天国にお導きください」
すると、たちまち彼女は元の美しい姿に返り、何度も何度も頭を下げて天に昇っていった。(霊示より)


悪霊を成仏させる。これは、これだけのことがわからないといけないのだったら、殆どの人はそんな霊意識をもっていないのです。やっぱり救われないでも当り前なんです。

霊能者を連れてきた人に尋ねたのです。
 「あの若い霊能者はどんな風にしている?」。
 「はい、念力でやっています。悪霊を封じ込めてしまうのです。そのかわり封じ込めるときに、その霊がものすごく暴れるんですよ。ナイフで切りつけてきたり、棒でなぐられたり、首をしめられたりする」と言われた。

一般の霊能者はそれだけのことして封じ込めていくのでしょう?その霊能者は「命がけのことやっているのだから高額のお礼をもらっても当り前でしょう?」って言われる。「あなた達は交通事故で死んでも、いくら取るのですか?」と言われる。
ところがね、それだけのことを僕がするのでしょう?封じ込めるのではなしに、もっと適確に、霊まで成仏させるのでしょう。そしたらどれだけの価値があるのですか。
そうして僕が考えてみると、この正法をして27年間、命がけで助ける人ほど、皆さん殆どタダなんです。


 Sさんという男の人の時です。
  (霊示より、P・247~)

仕事が嫌いで大のギャンブル好きの男です。
嫁さんの内職した金を使う。嫁さんのものは質屋へ入れる。親の金を取って使う。そんなことばかりする男でした。
そしてEという過去世の弟子が、その当時私に「なんとかやったってもらえませんか?」というて来ので「うちへ寄越しなさい」というた。そして光を入れた。口を真一文字にして、えらいきばっていた。

すんだら「わぁー」と泣きよった。何や?というと「先生に光入れてもらったら体が大きくなって、天井を突き破って星が見えた。神さん、いてはる!」
そういうてから、家の取り壊し業へ働きに行きだした。

そこのオヤジさんはすごいきつい人で「車に乗ってる間に飯を食うてしまえ、あっちへ行ったらすぐ仕事や」そういう中で頑張っていた。
それだけ変ったので友達も親戚も喜んで「うちへ来い、うちへ来い」というてくれたのですが行かなかった。
 「先生なぁ、今、俺ものすごいしんどい仕事をしてる。これあかん、いうて楽な仕事に行ったら、楽なものから、しんどい仕事に変わるのは大変やから、このしんどい仕事やってるねん」って言った。

その時に嫁さんが妊娠した。
自称霊能者が「男の子や」「女の子や」と言っていたが僕はほっていた。
ところがある日、Eさんから電話がかかってきて「えらいことです。あのSの嫁さん異常出血して緊急入院した」。
私は「ちょっと待ちなさい」と、じ-と調和したら天から「男の子や、けれど助からん」っていわれた。
しかし、その言葉は言うことができないから「助かる、というてやってくれ」とEに言った。
関西医大で奥さんは麻酔がかかっているのに、僕からの返事を待っていた。
「瀬川先生が大丈夫や、言うてはるよ」を聞くとすぐ眠ってしまた。

神からダメだと言われているのに、僕は大丈夫や、というてしまった。
「ちょっとすまんけどなぁ、また入れ合わせするから、あなた達、帰ってくれるか。すごいこと僕しないといけないから」といって、来られてた人に帰ってもらった。

それから禅定して神にあった。「男の子で下りてしまうというのは宿命で、どうしようもない」と言われた。
「じゃ神よ、私の存在はどうなるんです。私と出会い、そして神を信じて一生懸命に仕事をするようになった。それに今、子供の死を与えたらどう変化するか。神よ、あなたはわからないのですか?」
しばらく沈黙です。「じゃ言うが、お前の命と振り返るか?」
「結構ですよ、私はこれで今世の役目を終らせてもらえるのでしたら」
それから寝ようと思った。皆さん古い方は知っておられますが、僕は若いときから無茶苦茶やってきた男でしょ。やっと今、人間らしくなって喜んでいる嫁さんをほっといて、今、死ぬ。こいつだけはえらい不憫やなぁと思った。涙をぽろっと出しながら寝た。

あくる朝の7時、パチッと目があいた。
「あれっ、きのうのは夢かいな・・」と思った。そこへ、いきなり電話がかかってきた。Eさんからです。
「あれから関西医大のところへ不思議と、忘れ物したとか、近くまで来たとか言うて医師が揃いまして、本当はお腹の子はダメやったのですが、人手が揃ったお蔭で母子共健在でなぁ、あのSの嫁さん悪運の強い奴や、といわれてますわ。アハハハ」で、しまいです。命かけたものが、アハハハで終わりです。 こんなこと多いです。

 淡輪の女の人の時です

「私、子供授かりますやろか?」「授かる」「いつ?」「○月○日に」
首をかしげて帰られました。
とこがその方の弟さんがある人と恋愛した。女の人の親がすごく反対したけど、好きやから子供を産んで生活を始めようとしたところ大喧嘩になって、子供ほって退陣してしまった。男一人でどうしようもできない。

「姉さん、預かってくれませんか?でないと僕は仕事も行かれん」というて姉さんが預かった。しばらくして「先生、あの子やろか?」
「そうや」「先生、主人が引き取ると言いませんがな、1年ほどして足が立ったらしかるべき施設に入れる」というてます。
「まぁ、黙って見てなさい」というてました。
終いごとの時、ちょっと見といてや。掃除の時ちょっと見といてや。
主人が抱いておられます。段々その手に力が入ってきて、熱いものが湧いてきた。
「わしの子にする!」と言うて籍を入れた日が私が言うた日にちでした。

「せめて姉ちやん、名前ぐらいは僕がいう名前につけてか、のりえ、言うのや。法で恵まれる。法恵」
それからいつも淡輪の講演会に来ておられました。まだ小さいのに部屋の戸を少し開けて僕の話を聞いている。
「そんなに先生の話がええの?おもしろい?」「ママ、知らないの?イエスさまが喋っているのにわからないの?」「先生、こんなこといいますねん、先生のことイエスさまいうんです」
それから永いこと講演会には来られなかった。

その次に来られたとき、僕はすごく気になったので「のりえちゃんから目を離しなや」と言うた。
それから3日して「のりえが自動車で左側全部をひかれてしまった」と。
恐いもんだから法座主さんを通じて私に言うてこられた。
「電話して来なさい」というと母親からかかって来た。
「お母さんなぁ、のんちやんの左胸に手を置いておきなさい」。ヤァーとやったらポコンと左胸が上がった。肺の陥没が治った。あとは明日や。次の日、「大腿骨の関節のところへ手をおいときなさい」ヤアーとやったらキューと治ってしまった。

その後に夫婦で来られました。
「先生ごめんなさい。私はのんちやんさえ授かったらこれでいいねん、あとは始末して暮らそうと思っていたのに、つい欲が出て喫茶店をやっていました。先生に言われたあくる日です、線香の匂いがしてきますねん、2日目はお経が聴こえますねん、3日目にバックしてくる車で道で遊んでた子供がひかれた。もう、これで懲りてなぁ、のんちやんと静かに暮らしますわ」といった。 

のんちやんが自分の子供になった時に、その方からお手紙を頂いた。
涙の跡がいっぱい入ってね。
「私の父は目茶苦茶な男やった。だから私の母親は逃げて行った。父親は私が中学を出て働きだすと、そこへ来て金貸せ!いうて来て二、三回で嫌や、というと親方に前借りを言うんです。働き場所を変えるとそこへ喚ぎつけてくる。この父親といる間は私の幸せはないと思って、喫茶店から水商売に転じて、何回も子供をおろしてボロボロになったとき、今の主人と出会って、その主人のために子供を産みたいと思っても、もう産めない身体になっていた。それで先生に藁をも掴む思いでたずねたら、授かる、と言われた。それがこのように授かりました。本当に有難うございました」
と涙の跡がボロボロについたお手紙でした。

「生まれますか?」って言われていたら「生まれません」というていますが、「授かりますか?」って言われたので「授かります」って言うた。
そうしているうち父親がS明会という宗教に入った。お父さんがいうてきた。
「お前もS明会に入れ!」
「あかん、お父ちやん、これだけは堪忍して。他のことやったら何でもするけど、私を救ってくれた神さまみたいな人おるねん、その人差し置いてそこへは行かれへん」
「お前が入れへんから、ワシ何ぼしてもあかんのじゃ、お前ら地獄に堕ちよ」って捨てセリフしていった。
そして「S明会にこんだけ寄付やったんやから、ちょっとは福もらわんとなぁ」と、そのまま脳卒中で死んだ。

その父親が死んだとたんに娘に取りついた。
ご主人から電話で「うちの嫁さんえらいことになってます。ちょっと電話に出します。」いうて代わると「ピョピョピョ」ヘンなことをいうてます。
私はこれだけは腹が立ちました。大概のことは許してきたけれど。
「こらっ!くそ親父。お前どれだけ娘を食い物にしたら気が済むのじゃ、死んでまで取りつくのか!地獄に堕ちよ!」っていったら「ワァー」て声がした。「先生、助かりました。今から行きます」って言うた。

もちろんそんなんですから借金し倒してます。葬式どうするのや、きょうだい二人で頭を悩ましました。 ところが友達が葬式は香典でいけるから、貸したるから心配いらんというてくれた。弟が「姉ちやん友達って有り難いなぁ、有り難いなぁ」といわれた。

それからその弟は働いたら、少しづつボーナスを持ってくる。
「ハイ、これ姉ちやんの分、これ兄ちやん分」
弟が帰ると主人が私のお金を自分の方に積んで、私のがない。
「あんたズッコイわ」というていた。
この主人は耳が遠い。自分が働いていたときはめがね型の補聴器をもっていた。ところがそれも壊れた。

「実はなぁ、お前に遠慮してよう言わなんだけど補聴器欲しいねん、これお金つぎたして補聴器買うからなぁ、これおくれぁ」というたらしい。
これを聞いてから弟さんのところへ行って「今度くれるときは兄ちやんにようけやって、私はいらんから。補聴器が欲しいらしい」というと。
「姉ちやんあんた鬼か。あんなええ兄ちやん、ようこんな目に合わしたるな。僕、あの兄ちやんがいたから自分の子供こうやって姉ちやんの子供にしてもろて、自由にこうして会わしてもらっている。そんな神さんみたいな兄ちやんに、ようこんな目に会わしたる!姉ちやん、おいで」といって補聴器を買いに行ったらしい。
「もうすぐ誕生日やから、その時にあんたから買って貰ったいうて渡すわ」
「まだ姉ちやんそんなこと言うてるのか。そこまで苦しめたるのか。今すぐ持って行ったってくれ」っていうたらしい。
お兄さんが「弟がそう言うてくれたんか。スマン、スマン」と涙をこぼされた。
「あれだけ欲しがってたのに、私は気が付かなんだ」とお姉さんがいわれた。


正法でいうている地蔵は、一人一人にそこまで付き合うのです。そういう間柄なのです。だからあなた方が今、私と出会いながら、どういう宗教に出会っているのか。誰に出会っているのか、ということがわからないんですよ。
そんな中で僕はひとつひとつに地蔵行です。

 

 
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