我聞6

神の奥義とは (1987-3   須磨法座)

 

「あなたの中に神がおられる。仏さんがおられる」。我々はそれを外に求めようとしますが、この神仏というのは外にはおられない。あなたの心の真中におられるということです。

それはどういうことで証明しますか?

あなたが人をだませても、自分をだますことができない。ということの中に自分の内なる神を発見してください。
ここに、あなた方自身の神がおられるのです。それを真我といいます。
神であるところの我。皆さんがもっておられるのです。その意味で平等なのです。
肉体の五官煩悩に振り回されている自分がそういうものを超越し、いかに自分の内なる神の領域に到達するか、これが実は修行だったのです。

これから私がいうことは、神の国の奥義なのです。
これを心の至っていない方がこの奥義を知っていくと、非常に危険がともないます。

本来はモーセが初等教育をし、動物と変わらない人間の心を人の道にのせました。人の道にのせた心を天の心に目覚めさす、般若の知恵に目覚めさすためにお釈迦さまがやってこられた。
それから約600年後に、イエスがイスラエルの地に生まれて来ました。この方が人さんにどう説かれたのか?
それは「あなた方はやがて真理を知る。そして真理はあなた方を自由にするだろう」
まずこの言葉を覚えていてほしい。

ところが2000年前の人たちの自由とは、ものが自由に進行することによって、自由に福が授かる、病気が治る、そのようなことばかりでした。こういう考え方を持っていた当時の民衆は、イエスの本当の真意がわからなかった。そこで、とにもかくにも素晴らしい自由をくれるのならくれ!我々を解放してくれ!好きなものが好きなだけ手に入るようにしてくれ。幸せがいっぱい来るように。そいう真理をくれ、と思っていました。

ところが、イエスが今ひとつ不可解なことをいっております。
「あなた方の中に本当の真実が目覚めたら、山に向かって海に入れ、と言っても入るであろう」。これは三次元的な法則を打ち破っています。原因と結果という物理の法則の中では、山が海に入ることがない。
そして、これが神の国の奥義だといいます。

我々人間は、神に匹敵するような知恵をもっています。この知恵を利用し、現代の物質文明を打ち立ててきました。ところが神様と一つ違うのは、物質文明が華やかになればなるほど、心不在社会というものを作ってきました。世の中がなんでも金しだい、「金がものいう世の中」というように。
ここに人間の愚かしさとおそろしさがあります。この人間が作り出す物質文明というものは、片やおそるべき兵器を作り出していきます。
原爆、水爆これは恐ろしい。つぎは中性子爆弾、スーパーコバルト爆弾。細菌爆弾。これは神の知恵というものは魔的にも働くということです。

丁度小さい子供に本まもののピストルをあげるのです。パーンと音がするだけでも喜ぶ。「ピストルもらったぁ」というて打つかもしれません。この恐ろしさです。
これは心の成長と知恵とが平行していない。むしろ物質文明は、これを逆行させてしまいます。


今の地球上の核力というものは、地球人類を何十回も殺してしまいます。それほど造らなくても全部死んでしまうのに。これは人間の知恵の愚かしさです。

同じひとつの文明が、片方では創造し繁栄させていくのに、片方では破壊させていく。破壊は一瞬です。
我々人間が物を作ることは非常に難しい、しかし潰すのは簡単です。
どんな精巧な車もハンマーもってきたら、パンパンとつぶせる。作るのは大変です。

こういう世界の情勢を、いろいろと天上界の仏たちは見抜いていました。
お釈迦さまも2600年前に正法千年(しょうほうせんねん)といわれた。私の法が人さんの中にきちんと行き届いて生き生きとしている間が千年ある。
つぎ像法千年(ぞうほうせんねん)。心が伴わない、形ばかりに成り果てていく。それが千年つづくだろう。
そして末法千年(まっぽうせんねん)。滅茶苦茶な世の中があと千年つづくとい。その末法千年から600年経っている現在です。だからもう滅茶滅茶なのです。この今の世の中のことを法滅尽の世といわれた。


これをフランスのノストラダムスがピタッと言い当てています。

それがあまりにも的確にあたるものだから、えらいことだ!と、ノストラダムスの研究が世界で行われた。
ところが人間は哀れなもので、過去から現在に起こったものは、四行詩のこの詩にあてはまると簡単に解読できる。しかし未来は解読できない。
私が次元の違った世界から見ると、五島勉さんとか世界のノストラダムスの研究者がいわれることは、ひとつも当たっていないではないか。これは大変や。
私は奮起せざるをえない。

ノストラダムスの予言の中に、「死の代名詞ヘンリー」 というのがあります。それを世界の研究者が、どう受け取っているのか?
五島勉さんはどう受け取っているのか?新しい独裁者の名前じゃないのか?あるいは新しい思想の名前じゃないのか?新しいECの名前じゃないのか?このように的をずれて考えていたら、えらいことになってしまう。なぜか?人間はその名前のものが出るまで安心や、と思ってしまう。

ヘンリーとは何か?
世界の研究者がいうていることは意味が違っている。
ヘンリーとは電気用語であり、自己誘導係数のことである。
たとえば、人間の思いや考えを法則に規制されずやってみよ。ということです。メチャメチャです。またモーゼ以前の人間に追いやられます。力が優先していく世界です。文明が発達しながら、意識は4千年前にもどったら大変なことになります。

あなた方に、「今から世の中の法則はなくなります。法律もあなた方に適用しません。思ったことをやってみなさい」。というと大変なことになります。
これを規制しているのが法律、いわゆるオーム。同じ電気用語であるオームです。
このオームというものが、人間の意志によってドンドンはずされて行ってます。そしてヘンリーが高まっています。
人間は神の子です。その親である神も完全無欠なヘンリーとオームです。神のヘンリーとは意志です。オームとは法則です。思いと行いを表している。ところが神のヘンリーとオームは、完全無欠なるがゆえに良いのです。
しかし人間のヘンリーは自己中心です。法律をはずしたら無茶苦茶です。これがヘンリーということです。

2000年前の自由も、そのヘンリーをしてくれる人だとイエスのことを思っていた。思いどおりのことをしてもよい、またそういう世の中にして欲しかった民衆。そして今、これが世の終わりの姿です。いま当てはまります。

今の人間社会の中では心がドンドン減って、己の欲望(ヘンリー)だけは高まっていってます。法律だけがかろうじて人間を人間らしくしているに過ぎない。法律がなかったらサタンの心です。ところが人間社会ではオーム(法律)がかろうじて働いていますが、国家間では制限がありませんから、力関係です。勝ったらいいという世界なのです。


それを直すためにはどうしたらいいのか?

やっとどうにか人間の間では、動物と変わらなかった人間が人の道にのってくれた。これを天上界で見ていました。人の道にのったから、 「モーセよ、お前は休みなさい」。

人類の最後の仕上げを高橋信次先生というお釈迦さまが、再びこの世に現われられた。そして人の道にのった人間を、仏に目覚めさすために7年間法を説かれた。そして人の道にのり10万人の人間の心を目覚めさせられた。

しかし、この信次先生が亡くなってから、メチャクチャになりました。小さい意識と見解しかもっていないお弟子さん方が皆さん、我こそは我こそは信次先生の一番弟子や、私こそ信次先生の意志を本当に受け継いだ正統者だ、といって何をしておられるのか、バラバラになっていった。

私は十二年間また再び同じことを、仏法を言わなければいけなかった。
何故か?これが解らなければ、私がこれからいう、"真理の世界”は大変な逆効果を呼ぶかもわからない。
私は本来は最後の仕上げだけしたらいいのに、又12年間、仏の世界に目覚めさせることから始めさせられました。しかし私にはもう時間がない。そしたら持ってきたものだけなと、何とかこの世に置いて還らなければと。達成できるできないは、後あなた方の心次第である。

 


 じゃ、神の国の奥義とは何か?

これはすでに、私の”正法の言魂”の中に表しています。
ひとつは ”地は物理の法則に属するものとなり、天は物理の法則を含み、それを超越し、かつ、それを支配する真理の法則に属するものとなれり” と書いてある。

また、今ひとつは、”人心を離れて天心に入れ” と書いてある。
これは仏としてあなた方の目覚めがなされたとき、心がそこまで到達したときに教えないといけない法なのです。それは何なのか?

ある日、用事があって私の弟子のところへいった。その弟子のお母さんがポリバケツにいっぱい何かを持ってこられた。
「先生、これ見ておくんなはれ」。「なんや、これは?」 歪んだスプーンがいっぱい入ってる。
「うちの子が小さいときにユリゲラーを見て、同じようにスプーンを揺らしてたら、ふにゃ~と曲がる。お父ちゃん、歪んだで~」「ほんまかぁ、もういっぺんやってみ~」 なんぼでも曲がる。
「その頃うちの子供のお土産は、スプーンを買って帰ってました」。
終わりの頃には、そのスプーンを箱の中に10本ほど入れてガサガサゆらし、「もう4本歪んだで~」いうて箱を開けてみたら、きっちり4本歪んでいます。

近所のおばちゃんが「これ、どうや?」いうて 鉄パイプにビニールをつけた物干し竿をもってきた。ポーンほったら歪んでしまった。
「その時分はうちの子供ね、こわくて自動車に乗せられなかった。鉄でしょ?何、歪めてしまうかわからないから」。
私はその弟子に 「その頃、君はスプーンをどう思っていたのか?」。「鉄って軟らかいものやと思っていました。今は曲がりません。今は鉄は硬いものだと思っています」。
「そうやな」。
これが念力であろうが何であろうが、ともかく三次元の法則を破ったんです。

我々はこの物質界、三次元の法則の中に生きながら、実はその魂は三次元の法則を破るすごいものなんです。
実はあなた方人間は、オールマイティなんです。神に似せて創られた神さんの子です。神に目覚めたとき、あなた方は神なのです。オールマイティ無限の可能性をもってます。

ところが、いつの頃からか自分自身に概念というもの持ってしまいます。「私みたいな者、人に好かれる人間じゃないわ」と思ったときから、そういう概念が人に好かれない運命を作りだしていきます。「私のような人間はそれほど出世できないわ」と思ったときから、出世できない運命を自ら作りだしていきます。

本当の真実は、「運命は自分で作りだしている」。概念というもので作りだしている。したがってその概念をもたなかったら、三次元の法則なんて問題じゃないのです。

それをイエスは「あなたの中に真実が目覚めたら、山に向かって海に入れといっても入るであろう」。この三次元の法則を破って海に入っていくであろう。といわれた。
三次元の世界におりながら、三次元を超えた愛の行いをする。これが実は人間の真の姿だった。だから三次元の法則を超越してしまうすごい力をもっているのです。

我々人間のもっとも大切なものはです。

ある方がものすごい愛をもっている。ポトスという観葉植物を人さんから頂いたときに、ものすごく愛された。ツルがのびてきたら、「しんどいやろ?」といって棒でささえてやる、葉にホコリがたまったら、「息苦しいやろ?」といって軍手をぬらして拭いてやる。そのポトスが30メートルのびたのです。
これが我々人間の本当の姿なのです。

その方は田舎のような所に住んでおられて、河川敷が空いていたので、三人の奥さんがそれぞれ畳二帖ぐらいの畑を作られた。同じようにナスビの苗を植え同じ肥料を使った。ところが両隣りの畑では延びきってもいないのに、その方はもうナスビを食べておられる。
両隣りの人が、「奥さん、隠さんと教えて、どんなことをしたら、そんなに大きくなるの?」。
ところが言えないのですね。同じようなことしかやってないからです。

ただ両隣りの人は、心無くやっておられる。ところがその人は、大きくなっていく葉に頬ずりをして、「うれしいよぉ~うれしいよぉ~」 と喜ぶ。そして花が咲いたら、また喜ぶ。実ができたら、「私には百万両や!お金にはかえられない!」とまた喜ぶ。植物が愛に応えようとする力の働きです。もう物理の法則を超えてしまっている。

そして、その人は今度トウモロコシを植えたのです。そのトウモロコシも両隣りよりスクスクと育つのです。ところが6月の雨風で倒れてしまいました。
雨の中で折り重なったトウモロコシを見て、「かわいそうに、こんな可哀相なことをするのやったら植えてやるのやなかった!
ごめんやで、ごめんやで、だけど私のために立ち直って!」 と泣いた。



あくる朝早く見に行ったんです。真ん中の畑のその人のトウモロコシだけが、両脇のトウモロコシを押し分けてビューと立っていたんです。

これが愛の法則です。

この中に三次元を超越したものがあるのです。それは宇宙と共なる自分、自然と共なる自分です。
この通じようがないと思う植物にさえ、愛という心は通じるんです。この心で人間が自分の相手に接したらどうなるのか?兄弟に接していったらどうなるのか?これが万生を生かすエネルギーです。

そして、それが字のとおり愛という字は、心を多く受けると書いてある。また、受けたことに気づくことにある。と書いてある。そのために我々は、どれだけ多くの心尽くしを受けてきたかを反省するのです。
人の心づくし、自然界の心づくし、人間同士の中の心づくし、自分はどれだけのことをしたのか?
自分の力で生きてきたと思う人間が、実は80%も90%も自分以外の力の働きで、ここまで来れたということが本当にわかってきます。
そして、それが大きな感謝になり、心が解けて大きくなってくるのです。

我々が本当に神の心に目覚めていったら、この三次元の法則をそのようにして自由自在になる。
そこに本来の人間の魂としての自由性がある。
これをイエスが、「あなた方はやがて真理を知るだろう。真理はあなた方を自由にするだろう」 といわれた真理(神の理、親の理、心の理)であり、本当の愛の法則であり、神の国の奥義である。

 

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